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ましろ第28話

 さらに1週間が経過した。
 弟はなおも沈んでいた。いつも、俺なんか生きていなければよかったと涙をこぼして訴えている。私や母が何度も、じいちゃんとばあちゃんは真樹のせいで死んだんじゃない、といっても、かえって逆効果だった。もう生きていたくないと泣き叫ぶ始末だった。
3月22日。
 昼食の後片付けを終え、妹を含む子どもの相手をしていた。そこに、母が来た。
「絵里奈、北原に行くから制服に着替えて。」
「あ、はい。」

私は何のことだかさっぱり分からなかったが、何となく分かった。子どもたちに、妹が出かけなければならない理由を教え謝り、避難所に戻って制服を取りに行き、トイレに戻った。久しぶりに袖を通し、自分が高校生だということを思い出す。
着替えが終わり、ジャージを避難所に置きに戻ってから、校門に行った。そこで母、妹と弟が待っていた。
「さあ、行こう。」

母の声を合図に、私たちは歩き出した。風が冷たいのに、青空が広がっているのが印象的だった


明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

今年の目標は、大学に合格して、北海道か海外に行くことです。かなうと良いな…。

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コメント

いよいよですね。頑張ってください。
いい結果を期待していますよ

投稿: 笹 | 2012年1月 5日 (木) 17時32分

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