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ましろ第24話

 「あっ!」
と急に声を上げ、母は弟を抱く腕を緩めた。妹は急な母の行動のせいで尻もちをついた。
「どうしたの?ママ?」

立ち上がってから、妹が言った。
「真樹に聞きたいことがあって。」
「何?」

「じいちゃんとばあちゃんはどこにいるの?」
弟の表情が一変し、今にも泣き出しそうになった。 「一回こっちに避難したんだけど、忘れ物があると言ってそのまま……。」

「じいちゃんとばあちゃん死んじゃったの?」
妹はズバリと言った。

「どうしよう……。あの時俺が2人を止めてれば……。」

弟は人目を気にせず泣き出した。
「そんなに自分を責めないで。」
私はそうとしか言えなかった。
 「配給の時間ですよー。」
体育館から声がする。弟はウインドブレーカーの袖で涙を吹き、母と妹と私を体育館に連れて入った。中は、北原で見たように、人であふれ返っていた。特老施設から逃げて来たお年寄り、近所のお店から逃げてかた着たきり雀の店員、さらにはお医者さん。いろいろな人々が窮屈そうに座っている。

 体育館を縫うように、若い人がおにぎりやパンを配っている。私たちの前に来ると、配る人はおにぎり2個を母に渡し、静かに去って行った。
「俺、食べる気しねえからいらない。」
弟は拒絶したが、

「あんだだぢの方が若いんだから食べなさい。」
と促す。

「でも!」
弟は強く拒んで寝転がった。


………………切り取り線………………
サイドトーク♪〜θ(^0^ )
寂しい!誰かに会いたい!


寝たいです。2時間寝ただけで8時間分に相当する睡眠てないんですかね?

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コメント

確かにやたら眠い時ってありますよね。
波のようなものでしょうかね。

投稿: 笹 | 2011年11月25日 (金) 10時14分

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