« Help Me!!!! | トップページ | ましろ第20話 »

ましろ第19話

 その後は具体的なことは覚えていなかった。この避難所にいる全員が思ったことだけれど、今思えばこの状態は一種の戦争なのだった。欲求不満、自らの限界……、挙げればキリがないが、たくさんの敵が私たちに挑んできたと思う。

 特にそう感じたのが、救援物資の配布だった。ある大きな製パン会社からのパンやケーキの一切れを配布するのはまだ良い方だった。しかし、パチンコ屋の景品であるお菓子を配る際、避難所の運営するメンバーの一人がこういった。

「8人グループでこの箱一個ですよ、いいですね?」

それから生徒たちは散り散りになって配布し始めた。

 私は理音と二人で武道館に行き、そこに避難している近隣住民の方や、市民病院看護学校の生徒さんにお菓子を配布した。中には小さい子どもを持つ避難民の方がいらっしゃり、子どもがお菓子お菓子とせがむと、母親は、みんなおなかペコペコなんだから我慢しなさいと諭す。

――子どもにはキツ過ぎる……。

私は遠目でみていた。ついに、その子は泣き出した。

 「あ!」

 私は思い出し、ポケットに手を突っ込んだ。確かに、おととい佐和ちゃんがくれたキャンディーが入っていた。そして、駆け寄った。

「はい、お姉ちゃん、さっきのケーキでお腹いっぱいになっちゃったから、これあげるね。」

「ありがとう。」

その子は受け取ると、すぐに泣き止んだ。

「ごめんなさいね、お姉ちゃんもお腹すいてるのに……。」

その子のお母さんは申し訳なさそうに言った。

「良いんです。もともと少食ですし。」

「本当にありがとうございます。」

 「絵里奈!」

理音が呼ぶ声が聞こえ、近寄る。

「何?どうしたの?」

「みゆき先生が呼んでいたよ。」

理音の話を聞き終えると、私はすぐにギャラリーに走った。自分の呼吸が荒くなるのを感じながら。

♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:

サイドトークo(*^▽^*)o

こっから話が展開していきます。退屈していた皆様、大変長らくお待たせいたしました。

今日は病院にいってきました。「副作用?」で書いたことを主治医の先生に話したら、てんかんの薬のほうではなく、今飲んでいる精神科の薬のほうの影響が大きいといわれ、来月の病院のときは女性ホルモンの量が検査項目として含まれることになりました。

ええと、最近ブログの下の方に、プラネタリウムを設置しました。気軽にクリックしてみてくださいね

|

« Help Me!!!! | トップページ | ましろ第20話 »

コメント

京浜=景品?

投稿: | 2011年10月30日 (日) 00時26分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ましろ第19話:

« Help Me!!!! | トップページ | ましろ第20話 »